2011年7月 2日 (土)

地デジ化完了とBDソフト

最初に市販化されたフルスペックハイビジョンテレビはアナログハイビジョン(BS-9chたった1局)のデコーダを内蔵したソニーの32インチブラウン管。定価130万円。電気店店頭ではこれを値引きなしで売っていました。(←もちろん買ったわけではありません、念のため)

それから18年、それより9割以上安い価格でようやく我が家も地デジ化しました。

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(EOS 40D + SIGMA 17-70mm 以下すべて)

サイズ的には40~42インチ程度、レコーダと動作連動させるべく、メーカーをそろえた方がいいかなと思ってソニー東芝松下で検討し、ソニーを選びました。

東芝はレコーダの評判がアレなので脱落。松下は消費電力が強烈なプラズマがこのクラスではメインなので脱落。消去法的にソの字になりました。別にソニラーではない我が家にとってはプレステ2以来のソニー製品(笑)。

画面サイズは40インチです。これ以上大きな画面はDVD鑑賞に耐えられません(と、ちょっと言い訳)。

以前はブラウン管の32インチでした。ほぼ最終型のハイビジョンテレビ。これはこれでとても綺麗な映像を叩き出していました。アップコンバートされた1500本の走査線で描くので、ある意味フルハイビジョンの液晶より緻密とも言える・・かな。

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サラウンドを組んでいる身としては、ブラウン管のいいところは、センタースピーカーをテレビの上の楽々と置けたこと。

これもBSデジタルハイビジョン対応、地デジはIOデータの後付けチューナーをD3接続してハイビジョンを見ていたのですが、さすがに放送が切り替わる前のお店が空いてるうちに買っておこうかと。7Dmk2が出る気配もないし。

 

薄型テレビを買うにあたり一番困ったのが、センタースピーカーが本体の前の下部に置かれるため、リモコンが効かなくなるのではってこと。

幸いソニーのテレビは赤外線ではなく電波式。リモコンを本体に向けなくても操作可能(これすっごく便利!)。画面下端がセンタースピーカーがケラれないことを確認してから買いました。

以前のテレビの背面を記念撮影。

3.

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黄色い端子は一つも使わず、D端子とコンポーネントを酷使してたっけ(笑)

いまどきのテレビはその端子もミニマムで、HDMIばっかりなんですね。意地でもレガシーデバイスを接続させないという魂胆か。

ブラビアの後ろ。

4.

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「接続していきましょうか?」と言ってくれた配達業者さんを丁重にお断りして自分で接続。

HDMIは1本で映像と音声を伝送出来るだけあって、ちょっとだけ配線数が減りました。

画質的にもベストな接続ではありますが、レコーダとの連携が強すぎるあまり、テレビのメニューを出したいのにレコーダのメニューが出てきちゃったりと、やや動作にはクセがあります。

音楽CD聴くのにBDレコを立ち上げるとTVも電源入っちゃったり。いいことづくめではないってこと。

PCもつなげるので、今度この画面でRAW現像やってみようかな。

BDレコーダは春にソニー製を買ってあったので、テレビ買い換えを機に、BDソフトも一つ買ってみました。大好きな映画です。

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秒速5センチメートル

DVDは持っているんですが、この緻密な背景描写はブルーレイで観たら鳥肌モノだろうなあと。

・・・いや、実際鳥肌モノでした。舞い落ちる桜が、雪のカケラが、北関東と種子島と東京の街の描写が、すべてのカットが美しすぎる。知ってるストーリーでもこの映像なら何度でも泣ける

徹底的な浅い被写界深度、強いコントラストで描かれた光と陰。

写真が好きで、小さい頃好きだったあの人のことを今でもたまに思い出す・・・なんて人にはツボにはまること間違いなし、です。おすすめっ!

ただ、音声がリニアPCM4.0chで、自分のAVアンプではデコード出来なかったのには別の意味で泣けた。ドルビーデジタル入っていないのかよぉ~~。

薄型テレビってスピーカーが容積を稼げないので、音がしょぼいのなんの。アンプから外部スピーカーを鳴らす機会が増えそうです。

 

3D対応なので、後で3Dのソフトも楽しんでみたいなあと思います。あとは、じっくりのんびり画質を調整して自分好みに追い込んでいこうかな。

 

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2009年9月12日 (土)

究極の極上サウンドに酔いしれる

先日やぼ用で立ち寄ったレクサスのお店にて、週末素敵なイベントがあるという情報をゲットしました。

レクサス車輌でオプションで装着できる超高級オーディオ、マークレビンソンのホーム用オーディオシステムが店内に設置され、その試聴会があるとのこと。進行役&トークショーはオーディオ・ビジュアルファンならご存知のAV評論家の潮晴男さん。

AV(Hなビデオではないよ、念のため)業界で飯を食う僕としては潮さんの名前はHiViなどの専門誌でもおなじみの名前。これは行かねば! 

トーク後は持ち込んだ自前のCDをかけても良いとのことで、お気に入りのCDをいくつか持って雨の中出撃してみました。

じゃ~ん。

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(EOS 40D + SIGMA 17-70mm、以下すべて)

よ、よだれが・・・

最上段にある、これがCDプレーヤー。

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薄い四角がCDトレーです。

真ん中の段にプリアンプ。

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一番下の段に、コントロールアンプ。(2台のアンプでCDの音を増幅します。市販のふつーのアンプはこの2つが1つになっているようなもん)

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これでJBLのスピーカーを鳴らします。マクレビもJBLもハーマンインターナショナルの傘下なんですね。

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スピーカーはDD66000というもの。38cmウーハーを2基搭載、その重さは142kg!!

ええーと、音を聴く前に、おいくらでしょう?

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スピーカーは一本で30まんえん・・・じゃなくて、300まんえん・・なので、全部で、

約いっせんまんえんですか、そうですか

 

前橋店購入のレクサスオーナーさんの中からも数人の熱心なオーディオファンの方が見えて、楽しくイベントスタート。大人数でもおいしいスポットで聴けるわけではないので、これはGood。

いろいろなジャンルのCD試聴、そしてマークレビンソンとレクサス・カーオーディオの関わりなど、潮先生の軽妙なトークであっという間に1時間半が経っちゃいました。ニューイヤーコンサートのウィーンフィルのラデツキー行進曲、指揮者と観客の楽しいかけあいのざわめき、その空気感には楽しい曲なのに涙出てきましたよ。

「何かリクエスト、聞きたいCDはありますか?」とのことで勝手ながら持参したCDをかけてもらいました 

無音と思っていたところにごく小さい音でリズムを刻む音が入っていたり、パーカッションの残響、ボーカルの声帯のざらつき感、息を吸う音、空間に解き放たれるハイハットやシンバル・・・このお値段なら当然だろうと思いつつも、やっぱりすべてが異次元の体験でした

CDにも音の善し悪しがあり、聴いているとそのレコーディングエンジニアの腕が良く分かります。録音の良いものが多いとは言えないJ-POPをかけるシステムではないと思うので(笑)、お気に入りのFOURPLAYなどを聴きました。カールトンのギターとボブ・ジェームスのピアノ、ネーザン・イーストの深みのあるベース、ハービー・メイソンのシュアーなドラムに酔いしれました。

トークショー後、一言お礼を言いつつ名刺を出したら「あれま、そういうお勤め先なら最初に言ってよ~」と先生苦笑い。次のトークショーまで楽しい業界談義でフィーバーしちゃいました(超感激!!パンブロガーさんに分かるように言うとしたら、藤野真紀子さんと1対1でおしゃべりするようなもんですよ)

2度目のトークショーの時間になっちゃいましたが、幸か不幸かコレ目当てのお客さんはほとんどいませんで、「話し足りないからあと一回分いてください」と言われ、喜んでお付き合いさせていただきました

  

レクサス車輌はもともとかなりお金のかかったオーディオが標準装備(最安値の僕のISでも13スピーカー、同規模のオーディオを後付でとなると30万円でも組めません)されていますが、マクレビのオーディオはそれに付け加えること30万円のオプションとなります。潮先生、しっかりそれの素晴らしさもPRしていってくれました。

僕のISにはつけていません(予算の関係ね、汗)が、「買い換えの時は是非マクレビの装着を!」と言われちゃいました(笑) レクサスを見に来る方は是非CDを持ってきて展示車輌で聴いてみて下さい。普通の市販オーディオやディーラーオプションのものとは一線を画す音質ですから。

最後に記念写真。僕だけモザイクですみまそん。

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たまーにホームシアター・ウェブログリストから飛んできてくれる方がいらっしゃいますが、今日の記事は久々のオーディオネタなので読んで楽しんでいただければ何よりです。

まー買えるシロモノではございませんが、二次曲線的にお値段が跳ね上がるのが道楽の世界。これの2、3割落ちくらいの音なら100万円で手に入る・・と思うと、それくらいなら老後の楽しみにはいいかも?と思ってみたりする自分がいました

潮先生、レクサス前橋のスタッフの皆さん、素晴らしいひとときをありがとうございました 来週は会社で自慢してきます(笑) 

  

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2009年3月 2日 (月)

週末の獲物~スカイ・クロラなど

あんな車を乗り回してこんな趣味を抱えているせいか(泣笑)、普段の生活はとても質素。職場の同僚には缶コーヒーを飲んでいる姿を見たことがないと言われています。

読書も趣味の一つに数えられますが、作家先生には申し訳ないと思いつつ僕はブックオフラバー。

週末の獲物はこの3冊。

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森博嗣 「スカイ・クロラ」

コミック 「レディ・イーグル」

井上尚登 「T.R.Y」

 

スカ・クロ(これだけ105円じゃなかった、苦笑)は昨夏劇場公開された押井守監督のアニメ映画。の原作本。押井ファンとしてはレンタル解禁になりたてのDVDを早速借りてきたのですが、独特の乾いた雰囲気と見終わった後の重い雰囲気を、文章で再度味わってみたいなと思いまして。

・・ってこの本、5冊シリーズだそうで本としての「スカイ・クロラ」はその最後に位置づけられるらしい。ま、読んでみるか。

 

レディ・イーグルは航空作家として大好きな鳴海章(なるみしょう)が原作とのことでミリヲタ的には楽しめそうかな、と。従来のスカイアクション漫画とは一線を画す各国の諜報戦や機体、パイロットのリアルな描写がぎっしり。ストーリー展開には大満足。これは続きも買い込んでみよう。

 

T.R.Yはしのぶさんが面白いと言ったのでついでに(笑)。へぇ織田裕二主演で映画化されてたのね?知らなかった。。てか2冊あったうちの一つは彼が表紙を飾ってたけど避けてみた(好きな俳優だけどね)。

 

スカイ・クロラのDVDは6.1chのドルビーデジタルEX収録。つまりフロント3つにリヤ3つ、それにサブウーハーを加えた7チャンネル分の音声が入っています。

家族のヒンシュクを買いつつリビングの真ん中に鎮座させたリヤセンタースピーカーが活躍。5.1chでは鳴らないところですからね。機体が自在に前後左右を移動する、その音場の中にいられるのはやっぱりオモシロイ。

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架空世界の戦闘機パイロット(キルドレという歳を取らない少年)たちを描いた青春群像、と言っていいのかな?音楽は押井作品には欠かせない川井憲次。そのはかない旋律も素晴らしいです。サイト開けば流れます。スカイ・クロラとは「空を這う者」という意味なんですって。

戦闘シーンや飛行シーンは思ったほど長くないけれど、生死の狭間に身を置きつつ妙に冷めている主人公たちの生き様、あっけなさには、何かを問われているような感覚すら覚えます。

しばらく時間を置くなり、本を読んだあとまた観ると別の視点からも楽しめそうな気がします。空を見上げてはかなさを感じたことのある人なら、見て損はないかも。

 

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2005年12月29日 (木)

ウッドコーンスピーカー

久しぶりにオーディオの話です。

音楽を聞く時は、普段はリビングに設置した6.1chのサラウンドシステムのうちのメインの左右2本、それに低音用にサブウーハーをかけたいわゆる2.1chで聞いています。

で、他の部屋でちょこっと音楽聴きたい時…のためにと、ミニコンポを一つ買いました。ビクターのウッドコーンのアンプ+スピーカーセット(EX-A10)とそれ用のDVD/CDプレーヤー。

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スピーカーのコーンが木の皮で出来ているから、ウッドコーン。

 

9万円前後という価格だけど、ちょうど我が家のスピーカー2本+アンプ+プレーヤー+サブウーハーが購入価格を足すと10万ちょいかな?大きさが全然違うけど勝負させてみようじゃないの、と。同じ部屋でガチンコ対決開始。

ex-a10_vs_yamaha

奥に立ってるスリムなスピーカーがNS-225F、その足下にある穴の開いた立方体がサブウーハー。

私はサラウンド環境という意味での音響メーカーではヤマハのファンです。ラインナップが豊富で予算に応じてピンキリでいろいろ選べるし、マルチチャンネル再生のノウハウは優れているんじゃないかなあ、と。一方マルチチャンネル再生に対応した安いAVアンプでまじめに2チャンネルのCDを聴くとあれれ?って事も多い…らしい(マニアの観点ではね)。現状のシステムはアンプがDSP-AX450。スピーカーはNS-225F、サブウーハーはYST-SW015。いずれもヤマハのもの。

対するビクター・ウッドコーンはきわめて正当派の2チャンネルステレオコンポ。映画を楽しむシステムという味付けじゃない…と思う。純粋にサラウンドや残響効果などナシでピュアな音楽を楽しんでください、というスタンス。

ちなみにプレーヤーはどちらもDVDプレーヤーから光デジタル信号を入力…なのでプレーヤーによる音質差はない、はず。純粋にアンプとスピーカーの実力の勝負です。

 

先日買った一青窈の「かざぐるま」を聴いてみると、ヤマハはウーハーがある分余裕ある低音。サブウーハーとしては小粒だけど16cm口径の低音はミニコンポには真似出来ません。

インストものでフォープレイを聴いてみると、広いエリアでゆったりとした音が広がります。解像感はそれほど高くありません。スピーカーよりアンプの限界、かな。リラックスできる丸い音。

で、ニューカマーのウッドコーン。ロクに店頭試聴もせず前評判だけで勢いで買っちゃったけど、11cm口径のスピーカーではさすがに低音はサブウーハーを従えたシステムにはかないません。一方特筆すべきは恐ろしく緻密で繊細な音を奏でてくれることです。

ボーカルはピタっとピンポイントで、「あ、ここに歌い手がいる」って感じが分かります。広いエリアでこのあたりにいるな、じゃなくて。また、息継ぎをする呼吸音とかがゾクっとするほどリアル(正直ヤマハでは聞こえない音だった)。口径ゆえ大編成のオーケストラやポップス、ロックは苦手で、楽器数の少ない室内楽やジャズで本領を発揮する…とよく言われますがその通りのようで…。中高域の音色の色気はヤマハにはないものがあります。管弦楽器の生々しさには驚かされます。緊張感のある音を奏で、つい背筋をただしてしまう、みたいな。

ボリュームを上げると低音もクラスを超えた迫力が出てきました。サブウーハーにはかないませんがさすがに同じサイズの普通のミニコンポより割高なことはあるかな、と。バスドラムは普通のスピーカーで「ドンッ」って鳴るところがスピード感が全然違い「ドッ」と小気味よく鳴ります。へぇ~っ。このスピード感、映画観るヤマハのシステムでも出したいなぁ…

女性にたとえて言うならあれかな。ヤマハのシステムは今風の茶髪でお化粧バッチリ、都会的でオールラウンドプレイヤーな八方美人。ウッドコーンは和服の似合うおしとやかで黒髪ナチュラルメイクの、特定分野に絶対的な特技を持つスペシャリスト、みたいな。(どんな比喩だよ…)

 

で、どっちがいい(好み)かって?んー、比べちゃいけない、どっちもいい(笑)

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2005年7月 1日 (金)

ホームシアター・センタースピーカー新調♪

ここのところ残業が続いていたので、自分へのご褒美を兼ねてセンタースピーカーを購入。

c225_1 メインLRと同じヤマハの225シリーズのNS-C225。トールボーイを寝かせたみたいな格好。

近所のコジマで展示および在庫があり、価格コムより安く買えました(^^v

センタースピーカーはCDや2ch収録の音楽DVDの再生時には使わず、左右の二本とサブウーハーでの2.1ch再生となりますが、映画再生や5.1ch収録の音楽ではセリフやボーカルのリアリティを決定する重要な要素です。

5万円程度で買えるシアターセットを見ても、左右よりセンターは1ユニット多いものにしたスピーカー構成としているケースが多いですね。225シリーズとしてもセンターは5発、左右のは3発という構成。(口径は左右の方が若干大きい)

セッティングとして、プラズマや液晶など画面の下に設置することを想定しているのか、TVの上に置くと気持ちスピーカーが上を向きます。付属の両面テープを後方に入れて若干下を向けるとほぼ90度の向きとなり、上にインテリア小物が置けました(大音量で倒れたり振動したりしないだろうか…布でも敷いた方がいいかな)。32インチの上に置けることは購入前から確認済み。

アンプはこれまた庶民向けのDSP-AX450。一応テストトーンを出して左右と音量バランス、音質を合わせるセッティングを再度施し、6.1chすべてのスピーカーの視聴距離などを確認して今日は終わり。

週末は早速映画でも見てみようと思います。センタースピーカーのグレードアップが映画鑑賞にどれくらいプラスに働くか・・楽しみです。

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2005年6月28日 (火)

おそるべし8000円DVDプレイヤーの実力

週末待望の?D端子ケーブルを購入、接続をし、ここに来て8000円のDVDプレイヤーがようやく音楽CD再生のみという状態から、本来のDVD再生をこなせる状態になりました。

32D1500の背面のD端子入力はDIGAの出力を受けるのに埋まっているので、これはTVの背面から表に出し、前面入力に刺さっているプレステ2のD入力と適宜入れ替えるようにします。 (D端子セレクターは2万円もするんだもん…)

プレイヤーの音声は既に光接続でAVアンプへ行っていますが、夜間に子供が見ることも考え、一応アナログのLR赤白ケーブルをTV前面まで出しておき、プレステ2音声と入れ替えが出来るようにしました。

さて電源を入れ、メニュー設定をします。
ワイドと設定し、スクイーズ収録ソフトはスクイーズで出せるようにし、D端子の出力もプログレッシブを選んで完了、と。
ちょっとびっくりしたのは、コントラスト、カラーなどの基本画質設定の他に、ガンマカーブなんてなかなかマニアックな機能までついています。
三菱の設計者はこのプレイヤーを使う人の何割がこのあたりのパラメータを使うと予想したでしょうか(笑)考えるとちょっと面白いです。私の予想では5%(笑)。が、とにかくこの価格でそこまでこだわってそういったパラメータを載せてきた設計思想に感服。

さて再生開始。レコーダに比べると停止状態から出画までの時間は半分以下で快適そのもの。そしてその画質は…

「想像をはるかに超えるほど綺麗!!」

でした。DIGAと比べて全く遜色ありません。この画質が8000円で手に入ってしまうなんて…。20万円のS-VHSでLDやBSを録画したものと比べてもお話にならないくらい優秀な画質。いやあびっくり。安物プレーヤでもD接続するとやっぱり全然違うのね。。

やはり色と輝度が分離された伝送のS接続と比べ、その色信号がさらに色差にばらけた状態で伝送され、TV内でクロマのデコーダをすっ飛ばしてダイレクトにRGBプロセッサ部に信号を届けられるD(コンポーネント)接続って優秀なんだな、と。。DVDプレイヤー内部ではコンポーネントで信号を取り出しているわけで、それを1つの色信号として混ぜて伝送し、TV側で再度色差信号にするのは「混ぜる→分ける」という余計な処理をせず色差のまま送るD接続に比べ明らかに不利。

もっと高価なプレーヤーではもっと綺麗なのかもしれませんが、32インチで見る分には自分としては充分ですね。想像以上のポテンシャルに、一番安いのでいいやと買ったプレイヤーへの愛着が倍増してしまいました。
ソフトによりけりな部分ではありますが、画質パラメータとしてはガンマだけ1ステップ上げて、その他のパラメータはフラットのままにしました。基本的に再生機器は極力ありのままの情報を出し、映像の加工はTVでやるべきと思っていますので…

改めて声を大にして言いたいですね。DVDをコンポジットやSでつないでいる人、勿体無い!!D端子でつなぎましょう!(*^-^*)

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2005年6月27日 (月)

DVDレコーダ vs プレーヤ そのレスポンスは…

我が家のDVD再生は当初PS2でしたが、昨年知人からパナソニックDIGA、DMR-E80Hを譲ってもらってからはそちらを使っていました。PS2はDVD-R再生、プログレッシブ出力をサポートしているSCPH-50000ですが、実際Rに焼かれたものを観た時にエンディングの方で映像音声がぶちぶち切れたことがあり、観ているこっちも堪忍袋の緒がぶちぶち切れました(^_^;

ちなみにPS2とDIGAの画質を比べると、やはり一目でDIGAに軍配があがります。PS2は斜め線の描写が不自然。なぜかインターレース出力にした方がD1500との相性は良さそう。

以前にホームシアター・プチプチ改造計画で書いた通り、DIGAの再生レスポンスがとっても遅いということで、音楽CD再生用と割り切って三菱の安いDVD再生専用機(実売8000円程度)を買ったのですが、さてレコーダと再生専用機でどの程度レスポンスに違いがあるのか、試しに実験してみました。

2DVDplayers 2台のプレーヤについて同じDVDソフトを使用し、トレイオープン状態から再生キーを押し、ソフトのトップメニューが現れるまでの時間を計ります。実測結果は以下の通り。

再生専用機 DJ-P230 : 9.5秒

DVDレコーダ DMR-E80H  : 24.0秒

結果は歴然。やはりレコーダはHDDを抱えた上に、飲み込んだディスクがブランクなのか書き込みされたものなのか判別するなど時間がかかるのですね。

この俊敏なレスポンスを活かし、この再生専用機を音楽再生(アンプに光接続するだけ)ではなくDVD再生としても使ってみよう、と日曜日にD端子ケーブルを奮発して買ってきました(貧乏サラリーマンの小遣いではD端子ケーブルも「奮発」がふさわしい形容。)8000円のプレーヤに3000円のケーブルというのも考えてみればアンバランス?なんでD端子やコンポーネントのケーブルはこんなに高いのか… _| ̄|○

安物安物とばかに?していたP230のメニューが初めてHD-32D1500上に現れました。さて8000円プレーヤーの画質は!?先日は試しにS接続してD接続のDIGAに惨敗を喫したけれど…

この画質についてのレポートは後日アップします。

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