最初に市販化されたフルスペックハイビジョンテレビはアナログハイビジョン(BS-9chたった1局)のデコーダを内蔵したソニーの32インチブラウン管。定価130万円。電気店店頭ではこれを値引きなしで売っていました。(←もちろん買ったわけではありません、念のため)
それから18年、それより9割以上安い価格でようやく我が家も地デジ化しました。
1.
(EOS 40D + SIGMA 17-70mm 以下すべて)
サイズ的には40~42インチ程度、レコーダと動作連動させるべく、メーカーをそろえた方がいいかなと思ってソニー東芝松下で検討し、ソニーを選びました。
東芝はレコーダの評判がアレなので脱落。松下は消費電力が強烈なプラズマがこのクラスではメインなので脱落。消去法的にソの字になりました。別にソニラーではない我が家にとってはプレステ2以来のソニー製品(笑)。
画面サイズは40インチです。これ以上大きな画面はDVD鑑賞に耐えられません(と、ちょっと言い訳)。
以前はブラウン管の32インチでした。ほぼ最終型のハイビジョンテレビ。これはこれでとても綺麗な映像を叩き出していました。アップコンバートされた1500本の走査線で描くので、ある意味フルハイビジョンの液晶より緻密とも言える・・かな。
2.
サラウンドを組んでいる身としては、ブラウン管のいいところは、センタースピーカーをテレビの上の楽々と置けたこと。
これもBSデジタルハイビジョン対応、地デジはIOデータの後付けチューナーをD3接続してハイビジョンを見ていたのですが、さすがに放送が切り替わる前のお店が空いてるうちに買っておこうかと。7Dmk2が出る気配もないし。
薄型テレビを買うにあたり一番困ったのが、センタースピーカーが本体の前の下部に置かれるため、リモコンが効かなくなるのではってこと。
幸いソニーのテレビは赤外線ではなく電波式。リモコンを本体に向けなくても操作可能(これすっごく便利!)。画面下端がセンタースピーカーがケラれないことを確認してから買いました。
以前のテレビの背面を記念撮影。
3.
黄色い端子は一つも使わず、D端子とコンポーネントを酷使してたっけ(笑)
いまどきのテレビはその端子もミニマムで、HDMIばっかりなんですね。意地でもレガシーデバイスを接続させないという魂胆か。
ブラビアの後ろ。
4.
「接続していきましょうか?」と言ってくれた配達業者さんを丁重にお断りして自分で接続。
HDMIは1本で映像と音声を伝送出来るだけあって、ちょっとだけ配線数が減りました。
画質的にもベストな接続ではありますが、レコーダとの連携が強すぎるあまり、テレビのメニューを出したいのにレコーダのメニューが出てきちゃったりと、やや動作にはクセがあります。
音楽CD聴くのにBDレコを立ち上げるとTVも電源入っちゃったり。いいことづくめではないってこと。
PCもつなげるので、今度この画面でRAW現像やってみようかな。
BDレコーダは春にソニー製を買ってあったので、テレビ買い換えを機に、BDソフトも一つ買ってみました。大好きな映画です。
5.
秒速5センチメートル。
DVDは持っているんですが、この緻密な背景描写はブルーレイで観たら鳥肌モノだろうなあと。
・・・いや、実際鳥肌モノでした。舞い落ちる桜が、雪のカケラが、北関東と種子島と東京の街の描写が、すべてのカットが美しすぎる。知ってるストーリーでもこの映像なら何度でも泣ける
徹底的な浅い被写界深度、強いコントラストで描かれた光と陰。
写真が好きで、小さい頃好きだったあの人のことを今でもたまに思い出す・・・なんて人にはツボにはまること間違いなし、です。おすすめっ!
ただ、音声がリニアPCM4.0chで、自分のAVアンプではデコード出来なかったのには別の意味で泣けた。ドルビーデジタル入っていないのかよぉ~~。
薄型テレビってスピーカーが容積を稼げないので、音がしょぼいのなんの。アンプから外部スピーカーを鳴らす機会が増えそうです。
3D対応なので、後で3Dのソフトも楽しんでみたいなあと思います。あとは、じっくりのんびり画質を調整して自分好みに追い込んでいこうかな。
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