週末の獲物~スカイ・クロラなど
あんな車を乗り回してこんな趣味を抱えているせいか(泣笑)、普段の生活はとても質素。職場の同僚には缶コーヒーを飲んでいる姿を見たことがないと言われています。
読書も趣味の一つに数えられますが、作家先生には申し訳ないと思いつつ僕はブックオフラバー。
週末の獲物はこの3冊。
森博嗣 「スカイ・クロラ」
コミック 「レディ・イーグル」
井上尚登 「T.R.Y」
スカ・クロ(これだけ105円じゃなかった、苦笑)は昨夏劇場公開された押井守監督のアニメ映画。の原作本。押井ファンとしてはレンタル解禁になりたてのDVDを早速借りてきたのですが、独特の乾いた雰囲気と見終わった後の重い雰囲気を、文章で再度味わってみたいなと思いまして。
・・ってこの本、5冊シリーズだそうで本としての「スカイ・クロラ」はその最後に位置づけられるらしい。ま、読んでみるか。
レディ・イーグルは航空作家として大好きな鳴海章(なるみしょう)が原作とのことでミリヲタ的には楽しめそうかな、と。従来のスカイアクション漫画とは一線を画す各国の諜報戦や機体、パイロットのリアルな描写がぎっしり。ストーリー展開には大満足。これは続きも買い込んでみよう。
T.R.Yはしのぶさんが面白いと言ったのでついでに(笑)。へぇ織田裕二主演で映画化されてたのね?知らなかった。。てか2冊あったうちの一つは彼が表紙を飾ってたけど避けてみた(好きな俳優だけどね)。
スカイ・クロラのDVDは6.1chのドルビーデジタルEX収録。つまりフロント3つにリヤ3つ、それにサブウーハーを加えた7チャンネル分の音声が入っています。
家族のヒンシュクを買いつつリビングの真ん中に鎮座させたリヤセンタースピーカーが活躍。5.1chでは鳴らないところですからね。機体が自在に前後左右を移動する、その音場の中にいられるのはやっぱりオモシロイ。
架空世界の戦闘機パイロット(キルドレという歳を取らない少年)たちを描いた青春群像、と言っていいのかな?音楽は押井作品には欠かせない川井憲次。そのはかない旋律も素晴らしいです。サイト開けば流れます。スカイ・クロラとは「空を這う者」という意味なんですって。
戦闘シーンや飛行シーンは思ったほど長くないけれど、生死の狭間に身を置きつつ妙に冷めている主人公たちの生き様、あっけなさには、何かを問われているような感覚すら覚えます。
しばらく時間を置くなり、本を読んだあとまた観ると別の視点からも楽しめそうな気がします。空を見上げてはかなさを感じたことのある人なら、見て損はないかも。
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コメント
おお!さっそくゲットしてくれたのねっ!
案の定、100円コーナーにあったのね~(笑)。
「T.R.Y」の映画は私も見てない(というより存在自体知らなかった・・・)けど
確かに小説読むと「これは映像化にピッタリかも」と思えます。
きっと気に入ると思うよ~。
てか、スカイクロラがコミックになってたなんて知らなかった。
以前コブラ乗りの人が「自衛隊の戦闘機や戦闘ヘリに女性パイロットがいないのは
母体保護の観点から」と言ってた。
少しだけガッカリしつつ(笑)、今後は女性パイロットも出てくるんじゃなかろうかと。
本物のレディ・イーグルが登場する日もそう遠くないんじゃないかと考えてるんだけどどうでしょう?
投稿: 三佐 | 2009年3月 3日 (火) 18:39
>三佐
ここんとこ石田衣良とかサクっと読めて読後感が皆無なライトなもんばっか読んでたので、サクっとブクオフに返却(笑)しつつ買ってきたよ。鳴海章のデビュー作「ナイト・ダンサー」とのその続編を一気に行ってからTRYにTRYしてみる。スカ・クロにすっかな?
で、このスカ・クロ、これは小説だよ。映画化を受けて表紙をアニメに差し替えたんだと思う。5冊ものだけどどこから読んでもいい、みたいなことらしい?時系列があるようなないような、みたいだよ。
レディ・イーグルは単なる戦闘機アクションというよりは政治をからめたミリタリーサスペンスって感じでまさにドツボ。元々鳴海さんの小説には複座のイーグルを改造してストライクイーグルのようにして・・というシチュエーションがちらほらあるんだけど、それを踏襲してる。4巻まで出てるそうで、残りは新品を注文してみた。
投稿: フランカー | 2009年3月 4日 (水) 09:35