大和ミュージアム・大型資料展示室
大和ミュージアムの続きです。
大和以外の展示もありました。1mはゆうにあったかな。空母「赤城」の模型です。群馬を代表する山から命名された空母。ミッドウェーで撃沈されました。
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(EOS 40D + SIGMA 17-70mm)
同型の空母が他にもあったため、上空から一目で分かるよう「ア」の字が書いてあったんですね。これも全長200mを超えた巨艦でした。
零戦や99艦爆、97艦攻が載っている、らしい(長男に教えてもらった、汗)。
模型ではありませんがこれも群馬の山から取った戦艦「榛名」が攻撃される写真が展示されていました。アングル的に米軍の撮影でしょうね。
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ものすごい高い水柱、100m近い高さか?見ているだけで怖くなります。この戦艦の横幅が30mですよ!?
終戦間際の榛名はガソリン不足で軍港を守る砲台となり、このままここに沈んだとのことです。ウィキペディアにその写真がありますよ。
大和を中心とした資料のエリアを抜けると大型展示室。ここも見ごたえがあります。
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(EOS 40D + TOKINA AT-X107 FISHEYE)
零戦が綺麗にレストアされて展示されています。大戦初期は絶対的な強さを誇った零戦も、大戦末期は倍のパワーを持ち強固な装甲板を備えた米軍戦闘機に歯が立たなくなっていき、特攻機に用いられるという末路をたどりました。
とはいえこのボルト一本まで軽量化を極めた設計思想は当時のアメリカ軍の研究者を驚かせたに違いありません。これは琵琶湖に不時着した機体を修理したとか書いてあったかな?
あまり距離が取れない場所なので魚眼が重宝しました。
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零戦の横には人間魚雷「回天」が。これは初めて見ました。真っ黒で不気味です。。
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わずかな視界を頼りに、敵艦にぶつかっていったのですが、その特攻の成功確率も高いとは言えなかったようです。横山秀夫の名作「出口のない海」で主役となる兵器です。これは映画も原作も素晴らしい。
目の前に置いてあるのは回天の潜望鏡。のぞいて見ましたがぼんやりとしか見えません。。人生の最後がこんな景色を見ながら・・と思うと無念です。
もう一つはこの回天より若干大きい「海龍」
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(EOS 40D + SIGMA 17-70mm)
魚雷も2発ほど積めますが特攻兵器としても検討されていたとのことです。自分の好きな小説ベスト3に入る「終戦のローレライ」で大活躍します。
この博物館は通路がとてもよく考えられた作りになっていて、いろいろなアングルから展示物を見ることが出来ます。あ、アレがここからも見えるのね、みたいな。
大和を上から眺めることが出来たのですが、いいアングルだったのでパチ。
7
1/10ってのはやっぱりでかい!本物がない平和な時代ではありますが、それでも本物を見てみたかったなあって思います。大和にしても零戦にしても、当時の日本の技術の結晶だったことには間違いないのですから。
8
これでもかって配置された対空高射砲や機関銃。この弾幕をかいくぐって何百機という米軍機が殺到し、この船を沈めたんですね。
このアングルはやっぱり「男たちのYAMATO」を思い出しました。当時の技術力に感嘆しつつ悲しい気持ちにもさせる、いろいろなことを考えさせてくれる博物館です。
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