レクサスのお店にちょっと用事があったので、事前に来店時間を伝えたついでにIS Fの試乗予約をお願いしていました。検索してたどり着いて読んでくれてる方がいらっしゃったら一言、特に土日は予約を入れないと、今は引っ張りだこで乗れないかもですよ~。
うわー実物初めてみたけどやっぱり存在感がすごい!!このエクシードブルーはIS F専用色。
(KDN + SIGMA 17-70mm)
V型8気筒5000cc423馬力。お値段766万円。馬力もお値段も自分のISの倍です。
全幅1815mmは自分のISよりさらに2cmワイドなボディ。あなたの車が5ナンバーなら、それより幅が12cmワイド、と想像してみてください。
ちなみに自分のふつーのISはこんな顔。上の画像とドッキングして比較してみます。
バンパー形状が全く違いますね。冷却性能を確保するためあんぐりと口を開けてます。レクサスにしてはすごみのある凶悪な顔つき。エンブレムをとりまくメッシュのグリルはちょっと欲しいかも。
乗り込んで見ると、慣れ親しんだISの雰囲気を継承する部分、そしてより戦闘的なイメージをかき立ててくれる部分の両方があります。
各部にブルーをあしらったパネル周り。針の色合いがなかなか再現出来ませんが、ブルーに光るものです。これはIS Fオリジナル。
勿論スピードリミッターがあって180キロまでしか出ません(^^;。海外仕様はきっと・・・?
走り出す前は「ものすごいじゃじゃ馬で、発進のたびにホイールスピンして周囲のヒンシュクを買うのかな」とおっかなびっくりでしたがなんのなんの、全然普通に乗れます!!「AT限定の女性でも普通に街乗りをこなせます」とSC氏が言っていたけど確かにそうでしょうね。
引き締められたサスペンションは路面の凹凸をかなり忠実に伝えて来るので、ふかふかな乗り心地を求めてはいけません。かなり、硬い!特にリヤのサスペンションからの応答がお尻によく伝わってくる感じがしました。
腰のサポートが盛り上がったバケットシートはイイ感じに体をホールドしてくれるけど、乗り降りがしづらいという感じはありません。
いずれにせよかなり個性の尖った車です。路面の良い高速道路ではアスファルトにピタっとくっついたような感覚になると思います。スポーツカーってのはそういうもんですよね。
安心してお気楽な運転出来るのは2000回転前後まで。3000回転を超えるとどひゃぁぁぁぁ~ってパワーが出てきてあっという間にとてつもないスピード域に達してしまいます。先行車がなく前の空いた時にちょっとだけ試してみたたけれど3000回転までで自制心(恐怖心)のリミッターが働いてアクセルオフしました。それより上を楽しむのは、そのキーを手にしたオーナーの特権でしょう。ジェットコースターや旅客機の離陸時に近いGが来ます。
交差点ではブレーキング(すごい効き)、パドルでシフトダウン(ここでウォン、ウォンって来るのがそそるぜ)、で、ちょっと重めのステアリングを切り込むとぐいぐいノーズが入っていきます。ISシリーズの回頭性の心地よさは当然のことながら健在。
そんなモンスターマシンで燃費表示はリッター6ちょっと、というのも驚き。排気量が半分の自分の車と比べ、燃費半分ってことはさすがになく2,3割落ち程度。
左右4本だしのマフラーとFのエンブレムが「オレはふつーのISじゃないんだぜぃ」と主張してます。奧の自分のISがすごーく大人しいオボッチャンに見えました(^^;。アイドリングの音、エンジンが回る音、双方が今までの市販車では聴いたことのない図太さで、軽くふかすとヴォン、ヴォンってタコメータの針が踊ります。そのレスポンスはマルチシリンダーのバイク並。
無理してIS買った庶民の目線からすると倍の価格はやっぱり高いかな、と思いますがこのクラスのスペックの車輌を検討する人からみたらかなり魅力ある一台と思います(特にドイツ車信仰のあまりない人には)。GT-Rとは方向性が異なるので、どちらかで迷う人ってまずいないでしょう。
自分のISも普段は充分スポーティだしそこそこ速いと思ってますが、こりゃベツモノです(当たり前だ)。街乗りの扱いやすさと凶暴なまでのパワーを巧く両立させたな、というのが今日の結論ですね。
話の種レベルなのに試乗させていただき、どうもありがとうございました!とても貴重な経験させてもらっちゃいました。撮影許可と掲載許可をもらったうえでの記事でした♪
(協力:レクサス前橋店)
5年後に、「レクサス IS Fを買ってみる」って記事書きたいです(む、無理・・・)
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