« 愛知へドライブ2~F1マシンに乗ってきた! | トップページ | 車内消臭、エアコン消臭その後 »

2005年8月19日 (金)

タイヤ・空気圧と窒素の話

この夏は2000km程度走ったと思います。普段から空気圧が若干抜けてもいいように標準的な値より若干高め、フロント/リヤ共に2.4kg/cm^2程度入れています。
真夏日のある日、2.4入っているのを確認した後近所へ軽く買い物に出かけ帰宅(走行距離は6km程度)して再度空気圧を計ると2.8まであがっていました。びっくり!(@_@)

さてどうして空気圧が上がったのか。途中で空気を補充…なんてしていません。
圧力というのは分子の活動の活発さ、と言い換えて良かったかと思います。走行したことによりタイヤ温度が上がるとタイヤ内での空気が、今まで以上にガンガン動き回ってタイヤを内面から押す力が増し、圧力が高まるのです。

タイヤの温度と圧力というのは比例します。理系の人が高校の物理でかじるボイル・シャルルの法則ってやつで

P・V/T=一定

というものです。
P:圧力
V:体積
T:絶対温度(気温+273)

V(ここではタイヤの体積)は走行によって膨らんだりするわけではないのでこれの変化を無視すると、事実上

P/T=一定

となります。Tが増えれば(温度が高まれば)Pつまり圧力も上がるというカラクリ。

走行によって温度が30度くらい上がればTが1割程高くなるので圧力も1割高くなります。2.4の圧が2.8になったというのは誤差もありますがまあ納得といったところか?

ところでちまたで流行りの窒素充填、効果のほどはどうなのでしょう?
これを考察しているサイトはいくつもありますが、「~になったような気がする」というだけでは技術系の人間としては説得力に欠けると思っちゃいます。
内容が比較的論理的と思ったサイトを以下に紹介しておきます。興味のある人は見るなり探してみて下さい。

窒素のウソとホント

タイヤに窒素ガスは有効?

かく言う自分は窒素は入れていません。窒素ボンベの納入単価からすると1本500円は手間賃とはいえあまりに高価、また漏れにくいとはいえ後々の補充もショップ任せというのが嫌で。
レーシングドライバーに同一車で空気→窒素と入れ替えてテスト走行させて、違いが分からなかったという映像を見たことがありますが、効果といわれるものの多くが感覚的なプラシーボ効果なのかな?と思います。JAFのテストでは通常2kg/cm^2の空気圧が半減しても、気づくドライバーは1割程度とのことですし。

自分も半減したタイヤをしばらく乗っていて、計って初めてこりゃ大変と気づいたことがあります。(パンクしてゆっくりと抜けていました)タイヤの大きな変化に対してもドライバーは比較的気づきにくいという点はあるようです。

窒素充填車で、走行による圧の変化が空気と比べてどうなのか、どこかに実験データはないのかなあと思います。(あったら教えて欲しいです)
4本500円で補充も手軽に安く、だったら自分もやると思います(笑)空気より悪い点は特にないと思いますし。かくいう空気だってその8割は窒素。残りの2割を窒素で満たすことがどの程度の違いとなるのか、いずれにせよその差はごく僅かなものと言えそうです。

大切なことは空気、窒素どちらを入れるかということではなく、どちらを入れるにしても定期的にチェックすることです。
圧が半減したタイヤも、見た目では正常値の空気圧のタイヤと全く区別が付きませんから。また走行後は上記の理屈で圧が上がっていますので、冷えた状態で計るのがコツです。(お店まで走って計測、はほんとは良くないのですね。この場合近距離のお店を選び、タイヤを熱くしないようのんびり走るのがいいかも?)

多少抜けていても乗り心地の変化はほとんどのドライバーには分かりませんが、燃費が数%は違ってきます。

aqua_reflection

|

« 愛知へドライブ2~F1マシンに乗ってきた! | トップページ | 車内消臭、エアコン消臭その後 »

コメント

ボイル・シャルルの法則ですね。納得しました。ありがとうございました。この記事にたどり着いて調査は完了です。 6つ目のWeb調査件数でした。(Googleで種々keywordを入れ替えながらの検索)
今朝出発前気温17度で1.8kgでした。1時間ほど高速を走行して2.4kg。せっかくなので2.6kgに。明日の朝再度測定してみます。既定の2.2kgに近づいているかな? 種々調べたのですがタイヤメーカーはもっと技術情報を公開するべきですね。積極的な公開によってそのメーカーへの信頼度は高くなるのではないでしょうか。

投稿: とよのたぬ | 2005年9月22日 (木) 22:37

コメントありがとうございます。
規定圧にしておけば日常的な使用範囲であれば空気圧が上がっても問題ないようにメーカーは設計をしているはずです。
コンマ1kg/cm^2の差が分かるのは恐らくプロレーサークラスでないと無理じゃないかと思います。
普段は定期的なメンテナンスで充分かと(^^;

投稿: フランカー | 2005年9月23日 (金) 13:27

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/110734/5540427

この記事へのトラックバック一覧です: タイヤ・空気圧と窒素の話:

« 愛知へドライブ2~F1マシンに乗ってきた! | トップページ | 車内消臭、エアコン消臭その後 »